脳の機能は表情で変化する!
でも、受験生は今すぐ、そんな表情と決別するべきです。
表情筋がけわしい表情になっていると、その刺激が脳にフィードバックされます。
逆に、口角をあげることによって、笑っているときと同じような表情にすると、応用問題の難問を解く能力が、脳内で高まる傾向があるのです。
こうした効果は、「表情フィードバック作用」と呼ばれ、脳科学の研究で次々と解明されてきているのです。
驚くべき「表情フィードバック」の効果とは?
こうした分野の研究が一気に加速したキッカケになったのは、カリフォルニア大学が行った実験でした。
これは、表情を変えることにより、脳機能やメンタル面をコントロールできるということを示していたわけです。
現在では、こうした研究結果を受けて、「表情フィードバック作用」は、うつ病の予防やメンタル面のコントロールなどに積極的に活用されています。
この効果を応用し、アメリカでは、ビジネスパーソン向けに、専門のセミナーも開かれているくらいです。
効果の程度は様々ですが、その中でも、受験勉強で言えば、数学などの難問が解けなくて、あせったときなどに、口角を上げるとよい効果が得られるというのは、ぜひ取り入れていただきたいと思います。
表情が脳のひらめき力を引き出す!
アセると、脳内の扁桃体と呼ばれる部分が過剰に反応し、考えが及ぶ範囲、このことを脳医学では「思考の枠組み」と呼びますが、これが狭くなるわけです。
そうすると、自分が、今、思っていることにしばられてしまい、違った角度から考え直すという柔軟な思考ができなくなります。
これによって、補助線が引けない・・・、違う公式を使おうという発想が出てこない・・・などといった思考のフリーズが起きるのです。
それに対し、口角を上げると、一時的ではありますが、扁桃体の暴走が収まり、思考の枠組みが広がる現象が起きることがわかっています。
その瞬間に、解き方がひらめくわけです。
ガチガチの表情が脳から得点力を奪う!
ガチガチな表情だと、思考もガチガチになってしまう・・・。
だから、顔のどこでもいいから表情筋を動かそうとしたら、それだけで思考の枠組みもほぐれれて広がってくれます。
これが、数学の難問でつまずいたときに、状況を打開する極意です。
笑顔フィードバック効果を遥かに凌ぐ最新医学!
そんな効果が存在するのだったら、脳医学の力で、扁桃体への効果を引き上げたら、もっとラクに合格できるのではないか・・・?
こんな考えが頭をよぎった方もいるでしょう。
私のクリニックでは、この効果に着目し、下記の磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コースの中に積極的に取り入れ、受験に特化したCBT
治療を併用して、その効果を引き上げる取り組みをしています。
実際、昨年度の入試についても、多くの受験生が偏差値のランクでいうと2ランクぐらいレベルの高い大学に合格を勝ち取っている例が少なくありません。
ぜひ、以下の磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コースについての紹介もお読みください。
Transcranial Magnetic Stimulation for Exam
【受験生の「コロナうつ」にも対応しています!】
✓ 受験勉強の集中力・記憶力・ヤル気の低下は、精神論で解決できません。
✓ 受験の脳機能に特化した専門の「磁気刺激治療」が合格への最短コースです!
✓ 勉強の方法を変えるだけで脳機能を高められるのが「受験に特化したCBT治療」です!
✓ 光トポグラフィー検査による脳の活動データを元に、必要に応じて以下の5つの特別診療も併用します!
✓ メンタル医学と脳科学を応用した以上の診療を組み合わせ、志望校への合格を実現しましょう!
「受験に特化した磁気刺激治療」、「受験勉強のCBT治療」に加え、2020年の10月からは、以下の5つの特別診療を開始いたしました。
従来、メンタル医学の分野では、光トポグラフィー検査は、うつ病の中のうつ病と呼ばれている大うつ病性障害と、以前は躁うつ病と呼ばれていた双極性障害を見分けるためなどに大きな役割を果たしていました。
これは磁気刺激療法にとっても重要で、当院の早期合格コースでも、必ず光トポグラフィー検査をお受けいただいているのも、このためです。
ただし、受験生に限っていうと、以上に加え、光トポグラフィー検査のデータを解析することで、勉強中や試験を受けているときに、脳がどのような働き方をしているのか、重要な情報を与えてくれることがわかってきました。
さらに、これに加え、各種の認知機能検査のデータ、模擬テストでの失点の傾向などを照らし合わせると、①ヤル気、②イライラ、③集中力、④記憶力、⑤思考力のそれぞれが、脳内でどのような状態になっているのか浮き彫りになってくるのです。
こうした脳機能については、「記憶力を高めるには、○○をしましょう!」といったことが、世間で広がっています。
私自身も、これまで刊行した多くの本を通して、こうしたアドバイスをしてきました。
しかし、これはあくまでも平均的な脳の働きをしている人を想定したアドバイスに過ぎません。
脳機能は一人ひとり異なりますので、正しい対処の仕方も異なります。
さらにコロナうつの影響で、従来から提唱されていた勉強法が役立たなくなった受験生が急増してきました。
そこで、2020年10月から、上記の5つの特別診療を開始することとしたわけです。