受験の脳医学
受験生必見!数学の難問が早く解ける脳の裏技「ワルツのリズムの法則」とは?
今日、ご紹介する受験テクニックは、数学の難問が早く解けるようになる脳科学を応用した裏技です。
誰でも、とっても簡単にできちゃいますので、ぜひ、頭に入れておいていただきたいです。
受験生の不安心理が空白の時間を生む出す!
実は、入試のために焦ってくると、受験生の脳は、一時的ではありますが、「強迫性障害」という病気に類似した状態になります。
その中で症状が重い場合が「受験強迫性障害」です。
そこまで行かなくても、こういう傾向になると、試験を受けているときに、数学の難問で、大失敗をしてしまうことが多いのです。
それは、延々と考え込んでいる間、実は脳内では、5秒間とか10秒間とか、たいしたことは何も考えられていない空白の時間が、散発的に生じているのです。
それが積み重なる形で、トータルではかなり時間となり、結果として貴重な試験時間が浪費されているのです。
これでは解けない上に、時間がなくなくなってしまうので、ダブルパンチです。
受験生は、目の前の試験問題を解くことで精一杯です。
だから、この現象になかなか気づけません。
でも、模擬テストを受けた直後なら、まだ、時間を使ったプロセスが、おぼろげながらも記憶に残っているので、忘れないうちに検証してみてください。
ほとんどの受験生が、このタイプの時間の浪費をしてしまっているはずです。
リズムの刺激が思考停止の空白を防ぐ!
こうした時間の浪費を解消するには、何らかの形で、脳に対して、次の作業を行うよう、小刻みに促す刺激を与える必要があるわけです。
そのための方法として、おすすめしたいのが、ワルツのリズムで、難問の解き方を考えるというテクニックです。
頭の中で、「ズン!タッ!ター!、ズン!タッ!ター!・・・」とワルツのリズムを刻む。
その「ズン!タッ!ター!」の1回のタイミングで、何か一つ考える。
たとえば、「ズン!タッ!ター!」⇒補助線を真ん中に引いてみる⇒解けない・・・。
次の「ズン!タッ!ター!」⇒補助線を少し右に引いてみる⇒解けない・・・。
次の「ズン!タッ!ター!」⇒補助線をもっと右に引いてみる⇒解けた!!!
という感じです。
数学の難問を解くために大事なのは、次々と何かを試してみることです。
それを、ワルツのリズムを使ってやってみるということなんです。
難問の解法は下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる!
なにも工夫をしないと、難問を前にして、ついつい、頭の中がフリーズしてしまいます。
考えているつもりでも、実は何も考えていないのと同じなんです。
あるいは、考えていても、そのスピードがとても遅い・・・。
これが不合格になってしまう危険なワナなんです。
難問を解く秘訣は、素晴らしい考えを遅い頻度で出すより、レベルの低い考えでいいから、高頻度に試してみることです。
つまり、下手な鉄砲を数多く打つこと。
鉄砲の狙いを定めるのに時間をかけてはダメなんです。
実は、難問を解く能力の高い受験生は、普段だったら無意識のうちに、こういうことをやっているのです。
でも、受験ストレスが高まると、脳が「受験強迫性障害」になるか、そうでなくても、それに近い状態になるので、ついつい、ものすごく時間をかけて、狙いを定めたくなるものです。。
これは、コルチゾールというストレスホルモンが脳に作用するために生じます。
この状態から脱するには、脳に思考を促すための、何らかの刺激を与えなければなりません。
つまり、脳をせかす必要があるということです。
ワルツのリズムが最強である理由
その脳に与える刺激として、とっても都合がいいのが、頭の中でワルツのリズムを刻み、それに合わせて思考するということなんです。
なぜ、ワルツかいいのかというと、二拍子の行進曲では、リズムが早すぎて思考が追いつかない…。
かといって、四拍子だと、リズムを意識するのに脳のリソースを使ってしまい、思考力が低下してしまいます。
だから、その中間の三拍子がベストというわけです。
また、ワルツは、ゆったりとしたイメージがあり、脳内のアセリを緩和する作用があるのも、もってこいなのです。
思考をせかすのにもかかわらず、心理的には落ち着かせるわけですから、入試には、まさしく天の配剤というぐらい、ぴったり合っています。
ただし、慣れるまでは、思いっきり遅いテンポのリズムでトライしましょう。
とはいっても、いくら遅いテンポでも、まったく何も思いつかないという受験生もいると思います。
この場合は、受験強迫性障害か、その一歩手前の状態になっている可能性があります。
ぜひ、私のクリニックのホームページの「受験の強迫性障害」のページで詳しく解説していますので、ご一読ください。
冒頭の部分だけ、以下、掲載しておきますが、少しでも思い当たる方はホームページを見てください!
https://www.akamon-clinic.com/受験の強迫性障害/
このページの要点は?
✓ 受験生に特有の「強迫性障害(Obsessive Compulsive Disorder)」が蔓延し、思わぬ不合格の原因になっています!
✓ 試験中、できない問題に執着しすぎて、時間が足りなくなっった受験生の脳内では、眼窩前頭皮質(Orbitofrontal cortex)の活動が関与している可能性があります!
✓ 模擬テストの答案用紙をセルフチェックして、「強迫性障害」を見つけ出す方法を解説します!
✓ 英語の構文を細かく考えすぎて、長文全体の意味がつかみ取れなかった場合も、眼窩前頭皮質の活動が関与している可能性があります!
✓ 受験に特化した「暴露反応妨害法」など、脳機能医学を応用した治療で入試の得点が大幅にアップします!
東京大学本郷キャンパス赤門正面
本郷赤門前クリニック
「試験中に一つの問題に異常に執着しすぎて、時間が足りなくなってしまった・・・」
「英語の構文を細かく考えすぎて、長文全体の意味がサッパリつかみ取れなかった・・・」
「数学の計算が不安で何度も検算を繰り返し、次の問題に進めなくなった・・・」
あなたは、こんな経験がありませんか?
世間では、あまり知られていないようですが、「強迫性障害(Obsessive Compulsive Disorder)」という病気は、受験生の間でも決して少なくありません。
なぜなら、受験勉強に伴う精神的なストレスや、不合格になるかもしれないという恐怖心が、「強迫性障害」を増悪させる大きな要因となるからです。
https://www.akamon-clinic.com/受験の強迫性障害)/