完璧思考は入試に落ちる危険な徴候!
受験生の成功体験が落ちる元凶に!
でも、受験生の方が、完璧思考は受験に良いことだと誤解をしてしまうのには、理由があります。
受験ではなくて、定期テストの成績については、完璧主義だと、とことんまで学習を追求することで、成績アップにつながるという側面があるのは事実です。
だから、自分自身の経験を通して、完璧思考が良いことだと思い込んでしまうのです。
また、クラスメートの成績を見て、「完璧思考の〇〇君は、中間テストで良い点を取ったから、完璧思考が良いんだ・・・」などと考えてしまうわけです。
入試に落ちる「認知のゆがみ」とは?
でも、本番の入試は、脳に要求される条件が根本的に違います。
特に大事なのは、受験特有のプレッシャーとストレスのため、脳内で、精神医学では「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」と呼ばれる症状が生じ、それで試験の得点力が大幅に低下してしまうということです。
認知のゆがみとは、自分が置かれている状況を客観的に冷静に受け止めるということができなくなり、偏ったものの見方考え方になってしまうという現象です。
もともと完璧思考の人が、ストレスによって認知のゆがみを起こすと、完璧思考が極端な形で暴走してしまいます。
心配なのが、普段はさほどではなかったのに、本格的な受験勉強を始めると、完璧にできていないとイライラするようになった・・・という受験生!
こういう受験生は、とりわけ認知のゆがみで、本来は合格するはずの大学にも不合格になるという悲劇が起こる危険性が高いのです。
「認知のゆがみ」がもたらす症状!
英語の大問の2番は、あまりできていない・・・。
物理の波動だけは、勉強が不十分・・・。
睡眠も完璧な熟睡をしたいのに、夜中に目が覚めた・・・。
受験は、何かにつけて完璧にはいかないのが現実です。
でも、それにイライラしたり、すごく気になったり・・・。
これらは、「認知のゆがみ(Cognitive distortion)」がもたらすメンタル面への悪影響です。
「認知のゆがみ」で試験の得点力が低下!
脳がこうした状態に陥ると、柔軟な思考力が低下し、特に応用問題の解答率が壊滅的に低下してしまうというデータが出ています。
また、バランス良く時間を使うこともできなくなり、制限時間内で解ききれなくなるという危険性が一気に高まります。
少しでも心当たりのある方は、私のクリニックのホームページのうち、「認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion」のページをご参照ください。
その冒頭だけ、こちらのブログでもご紹介しておきます。
まずは「認知のゆがみ」をセルフチェック!
そちらのページでは、たった3分で自分で診断できる「セルフチェックシート」を掲載しています。
こちらの項目でセルフチェックをしていただくのと同時に、その項目は、すべて落ちることにつながる危険な発想なんだということを学んでください。
メンタル医学の研究論文などを元に、受験生の方が認知のゆがみを抱えたときに、具体的にどういうことを考えてしまうのかをチェック項目にしています。
それを知るだけで、あなたの合格率は確実にアップします。
思い当たる方は必ず、ホームページを見てください!
認知のゆがみ(受験ストレス)Cognitive distortion読解力を低下させる受験うつ/