受験専門の心療内科【本郷赤門前クリニック】合格を勝ち取る勉強法&メンタル管理

最新の脳医学とメンタル医学を応用した受験必勝法を吉田たかよし院長が徹底解説!

入試の制限時間が足りないとき脳を超速化する方法!

 

入試の制限時間が足りないとき脳を超速化する方法!【心療内科】



受験生専門の心療内科 本郷赤門前クリニック 院長 吉田たかよし

 

 

受験の脳医学

 

入試の制限時間が足りない中で脳を超速化する方法!

 

以前、手を動かして図を書くことが脳にもたらす効果をご紹介しましたが、手を動かすことの大事さは、これだけではありません。

 

入試の制限時間内に設問を全部解き終えるようになるための、脳を超速化する受験テクニックとしても手の動きは重要なのです。

 

 

試験を受けるたびに、

 

「時間さえあれば、もっと良い点数を取れたのに・・・」、

 

「途中で考え込んで時間を無駄遣いし、簡単な問題に手がつけられず、大失敗・・・」

 

などと、とっても悔しい思いをしている受験生が多いはずです。

 

 

特に入試の本番では、こういう失敗は、絶対にしたくないですよね。

 

そのための、脳医学の法則を利用した超簡単テクニックをご紹介しましょう。

 

 

受験専門の心療内科 本郷赤門前クリニック 吉田たかよし



 

 

  心療内科で観察する手の動きとは?

 

私は、受験生専門の心療内科クリニックで、受験生さんを問診をしている間、必ず手の動きも観察するように心がけています。

手の動きは脳の働きを反映していて、そこからいろんなことが読み取れるからです。


実際、昨日、受診してくれた受験生くんは、手の動きから、「たぶん発達障害かな・・・」と推測したんですが、診察すると的中していました。

その次の受験生さんは、手の動きから「受験うつかもしれないな・・・」と感じたのですが、検査をしたら、やっぱり、そのとおりでした。
 

 

  手の動きと連動する脳の法則とは?


もちろん、病気の診断に活かすには専門知識と診療経験が必要ですが、試験の点数をアップさせることだったら、受験生の方ご自身でも、手の動きに着目することで可能です。

ぜひ、頭に入れておいてほしいのは、「手が止まれば、脳も連動して働きが止まりやすい!」という脳医学の法則があることです。

 

 

これは、試験の落とし穴になることが多く、多くの受験生が、この脳医学の法則によって試験中にかなりの時間を無駄にしてしまっているのです。

 

逆に言えば、このことを知っておくだけで、点数の大幅アップにつながるわけです。


 

  手に現れるストレスホルモンの影響とは?


最も典型的なのは、数学の難問を解いているときです。

 

解き方がわからず考えこんでいるとき、実は、本人が思っているほど頭の中では脳機能が働いていないことが多いのです。


本人は、解き方がわからないので、一生懸命に考えているつもりになっている・・・。

でも、脳の中では、情報処理が緩慢になっていて、時間が無駄になっている…というケースが、結構な割合であるのです。


特に、心理的にデリケートで、ストレス耐性の低い受験生は要注意です。

ストレスホルモンが脳に作用すると、こういう現象が起きやすくなるのです。

 

  手のフリーズが脳のフリーズへ!


私のクリニックでは、脳機能を変化を測定しながら、認知機能の検査や知能指数の検査を受けてもらっています。

データを分析してみると、やっぱり、脳機能がフリーズしているような、まったく時間を無駄にしている瞬間がかなり多い・・・。

でも、本人に聞いてみると、そんな実感はまったくない。

だから、試験で落とし穴になるので、怖いのです。


では、いつ、脳機能がフリーズしているのか。

データを調べると、明確に傾向がわかるのは、手の動き。

手が止まると、脳機能も止まりやすいということです。
 

 

  脳をフリーズさせない「1分の法則」とは?


難問の解き方がわからなく、ウンウン、うなっているときも、図を書いたり、問題文に印をつけたりしているときは、脳はフリーズしていません。

でも、手が止まったら、要注意!

だから、これを防ぐには、1分以上、手を止めないよう強く意識し、それを習慣化しておくということです。


例えば、解くための方針の可能性をメモするなど、何か手を動かしておくといいわけです。

それが無駄になっても結構。

脳を活発に働かせ続けることができるので、遠回りのように感じるかもしれませんが、実は、正解にたどり着く近道なのです。

次の模擬テストで、1分以上、あなたの手が止まったら、このことを思い出してね!

 

  「デュアルタスク」の障害を示すSOSサインとは?

考え込んでしまったときに、手を動かすことを心がけるだけで、通常は、即、点数アップにつなげることができますが、中には、

 

・意識しても、手を動かすことすらできない・・・。

 

・どのように手を動かしたらいいのか、その判断もできない・・・。

 

・考え込んでいるときに手を動かそうとすると、イライラしたり、気分が落ち込んだりする・・・。

 

このような症状が出た方は、脳がとても危険な状態にあります。

 

脳内で、2つのことを同時に行う「デュアルタスク」ができにくい状態になっており、このような受験生の脳を検査すると、かなりの確率で「受験うつ」が見つかります。

 

 

ただ、そういう方は「受験うつ」さえ治療すれば、ご本人が思っている学力以上の実力が発揮できることが多く、模擬テストの結果よりも、より偏差値の高い大学に合格できる可能性を示しているので、受験生にとっては朗報とも言えます。

 

該当する方は、以下の「受験うつ」の解説もお読みください。

 

 

 


 

 「受験うつ(Exam Depressive Disorder)」とは、受験生が勉強のストレスなどで生じるうつ症状の総称です。2005年に当院院長の吉田たかよし医師が日本で初めて提唱し、「受験うつ どう克服し、合格をつかむか」(光文社新書)がベストセラーになったことなどで広く社会に浸透しました。

 

 受験生の自覚症状として最も多いのは、集中力の低下です。勉強のストレスや不合格になるのではないかという不安によって、脳内で集中力を生み出す中枢が機能低下を起こすために生じます。

 

 英語や国語の課題文が読み取れなくなるということも、「受験うつ」で頻発している症状です。脳内の扁桃体(Amygdala)が暴走すると、ワーキングメモリー(Working memory)の機能が悪化するため起こります。

 

 「受験無気力症候群(Exam Apathy Syndrome)」を併発する方も多く、受験勉強を持続する能力が低下し、志望校への合格を阻む重大な原因になっています

 

 最新の脳科学とメンタル医学を総動員し、受験生のお一人お一人の脳の状態に最適な治療を行うことで、「受験うつ」が早期に軽快するだけでなく、脳機能がパワーアップするため、発病前より2ランク高い志望校に合格されるケースも少なくありません。

  

 

 

www.akamon-clinic.com