記憶力!
受験生からビジネスパーソンまで、多くの人々が求めるスキルの一つですよね。
特に受験生は、限られた時間の中で多量の情報を記憶する必要があります。
そんな中、新しい記憶力向上の方法が脳医学の研究で明らかになってきました。
脳と目の不思議な関係
脳医学の実験データによれば、目を左右に動かす動作が記憶力の向上に役立つ可能性が高そうです。
さらに興味深いことに、目を縦に動かすことは効果を持たないという実験結果だったのです。
これはどういうことでしょうか?
記憶と目の動きの背景
アメリカで行われた研究なんですが、目を水平方向に動かすことで、脳の左右が均等に刺激される効果が指摘されています。
これにより、脳全体の活動が活性化し、情報の取り込みや整理が効率的に行われるのです。
また、レム睡眠中、私たちは目を左右に動かすことが知られています。
この期間中、脳はその日の出来事や情報を整理していると言われています。
このメカニズムが、目を左右に動かすことでの記憶力向上につながっているのかもしれません。
縦書き vs 横書き
では、この効果は、私たちの記憶に、どう役立てられるのでしょうか?
私たち日本人は、縦書きと横書きの両方の文化を持っています。
しかし、研究から得られる示唆によれば、横書きの方が記憶に有利なようです。
なぜなら、横書きを読む際、目は自然と左右に動くからです。
これを受験勉強に生かすなら、ノートを横書きで取る、あるいは横書きの参考書を選ぶなどの方法が考えられます。
ぜひ、記憶力アップのためにお試しいただきたいのですが、ここで、受験生専門の心療内科医として一言!
勉強しても記憶に残らない、暗記しても数日で忘れてしまうという方は、「受験ストレス性記憶障害」の危険性があります。
「ストレス性記憶障害(Stress-induced Memory Impairment)」とは、脳内の海馬や前頭前野が精神的なストレスにで障害を受け、記憶力が著しく低下する症状を指します。
この場合は、適切な治療で成績を一気に上げることが可能です。
詳しくはこちらのホームページの記事をご参照ください!
www.akamon-clinic.com