受験生の皆さん、夏休みが終わり、9月を迎えましたが、9月に「5月病」が増えるということをご存知でしょうか?
驚かれた方が多いと思いますが、ここ数年で9月に増加する5月病はとても増えています。
なぜかというと、夏休みの影響なのです。
そもそも5月病とは、4月に新入学や就職などで環境が変わり、その環境に適応できないために生じる適応障害のことを指します。
具体的には、意欲がわかなくなって、学校や会社に行きたくなくなる、あるいは心がふさぎこんで意欲がなくなってしまう、何事もネガティブに考えてしまって精神的に苦悩するといった症状が起きるのが5月病の典型です。
これと全く同じ症状が9月にも起きやすくなっているのです。その理由として、夏休みに自宅に閉じこもって勉強する時間が長くなり、学校への登校、つまり本来の生活に戻すことができなくなってしまうからです。
つまり、5月に起きる適応障害が9月にも発生しているのです。
実は、5月病とは別に「新5月病」というものが最近認識されています。
この新5月病も、9月に増える傾向があります。
新5月病とは、4月に受験生が勉強のギアを上げ、その結果4月は活気を持って勉強できるものの、うまく自己コントロールができないと、その疲労が一気に5月に訪れ、うつ症状が出てしまうものです。
この新5月病は、一種の「受験うつ」とも言えるでしょう。
この症状も、夏休みに一生懸命勉強することは良いことではありますが、うまく自分をコントロールできないと、ストレスが脳に蓄積し、その結果が9月に現れるというものです。
このように、5月病や新5月病は、9月にも発生しますので、同様の対策が必要です。
ただ、5月とは違い、9月は入試が近づいていますので、事態はより深刻です。
一刻も早い対応が必要となります。
新5月病に関する対策は、こちらのサイト「受験生の新5月病(Exam retreat neurosis)とは?」をご参照ください。
5月には多くの方にご覧いただいているこのサイトですが、9月にも是非参照していただきたいと思います。
また、適応障害に関する情報は、こちらのページ「受験適応障害(Exam Adjustment Disorder)志望校合格のためのメンタルケア!5つの勉強法で回復」をご覧ください。